廃人街道を走りだす

17.廃人街道を走りだす

ブラックへの坂道を急スピードで転がりだしたのはこの頃だろう。

 

多少マイナスになっても、ミリオンゴッドで一発当てればすぐに取り戻せるのだから大丈夫!
頭の中は完全にそのモードになっていた。
そして、手持ちのお金がなくなれば借りればいいんだ!とも考えていた。

 

しかしそんなに世の中は甘くなく、気がつけば給料の何か月分にも借金が膨らんでいた。
毎月の返済額も格段に増えていた。
返済のために別のサラ金から借りて支払う、自転車返済を繰り返すようになっていた。

 

金借先輩の場合は、私よりもひどかった。
毎月の返済が遅れがちで、仕事中に金融業者からの督促が携帯にかかって来て、対応に困っていることも珍しくなくなっていた。

 

しかしそれでもたまにミリオン神様が降臨して来られるので、二人とも日々の生活パターンを悔い改めようという気にはならなかった。
いつか完全大逆転の日が来ると信じていたのだろう。いや、そんな日は来ないかも知れないこともうすうすは感じながら、考えないようにしていただけだったのだろう。

 

迫り来る大借金のプレッシャーの中、二人してスロット屋に向かう日が続いていた。

 

 

 

18.突然、希望の光が消えた

 

 

 

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