先輩が借金した原因

8.先輩が借金した原因

その偉大なる金借先輩自身の現状なのだが、結構な額の借金を抱えていた。
確かな数字は覚えていないが、その時は年収と借入額を教えてもらって、
桁外れとまではいかないが、サラリーマンの借入額としてはビックリするような額だった。
総量規制がかかる前の時代の話なので、年収の1/3は余裕で超えていたと思う。

 

先輩の借金が膨らんだ理由は、単なる飲み歩きが過ぎたからではなかった。
(金借先輩失礼しました。飲みすぎで借金が膨らんだのだと思ってました。)

 

金借先輩はずっと前に営業会社に勤めていて、その会社の代理店として独立した。
始めたばかりの頃は良かったのだが、雇い入れた社員も優秀な奴は少ないし、
できの悪い奴がずるずると残って基本給ばかり払う羽目になるし、
目をかけていた営業マンも売上が下がってくると会社を去っていって、
売れない営業マンしか残らなくなった。
さらには扱っていた商品の新鮮味も薄れてくるし、、、
そんなこんなでだんだんと売上が下がっていった。

 

 

その時点で会社を畳もうかどうしようかと考えたのだが、せっかく独立したんだから、
もう少し夢を追い続けてみようと考え、最後の勝負に出た。

 

始めて日の浅い会社は銀行から融資を受けられないので、
金借先輩が個人的に消費者金融から金を借りて、求人誌で大々的に募集を懸けた。
すると充分な人数の新入社員が集まったのだが、そいつらが全然ダメだったのだ。

 

ついに敗北宣言をして、自分の会社を閉めて、一営業マンとして新たな会社に就職した。
もちろん個人的な借金はたっぷりと抱えたままだ。

 

すでに嫁も子供もいるし、借金も払わないといけないので、
就職した会社でがむしゃらに働いて、給料を稼いだ。

 

その結果、金借先輩は管理職になり、営業の歩合給は着かなくなったが、
毎月安定した、いい給料がもらえるようになった。

 

私と出会ったのはその頃だ。
私が勤めていたのも営業会社だ。

 

新卒で就職した会社を一旦やめてしまって、次にもっといい給料を貰おうとしたら、
ガテン系か営業会社しかないのが今の日本社会だ。

 

逆に言えば、金借先輩のように失敗しても再起の希望が持てる、いい社会なのだ。

 

 

しかしそんな金借先輩もやはりストレスが貯まっていき、
もともと好きだった酒にそのはけ口を求めたのだろう。

 

 

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