先輩の裏の顔

6.先輩の裏の顔

それ以来、金借先輩とは毎週必ず飲みに行くようになり、
それがだんだんと週2、週3と回数が増えてきた。
(引越し効果で安い居酒屋くらいは行けるようになっていた)
基本割り勘なのだが、回数が増えるにつれて先輩が奢ってくれることが多くなった。
誘われた時に「今日金ないっすよ」って断っても、『俺が奢るから』って強引に引っ張っていかれた。

 

そんなある日、いつものように金借先輩が奢るから飲みに行こうってなった時、
『ちょっと待っててくれ、すぐ戻るから』
と言い残して先輩がビルの角を曲がって消えていった。
それまでも何度かそのパターンはあったのであまり気にしていなかったが、
その日は何気なしに先輩の後をついて行った。
すると金借先輩は公衆電話のような怪しげなBOXに入って行った。

 

その怪しげなBOXは、消費者金融のATMだった。
金借先輩は私と飲みに行くために借金していたのだ。

 

 

先輩!その気持ちはうれしいけど、そういうことはやめときましょうよ。

 

お前のためにやってるんじゃないんだわ!俺がそうしたいんだわ。
お前と飲みに行ったらホント楽しいんだわ♪

 

でも、借金してまでは、やりすぎじゃないですか?

 

いいんだって。借金って言ったって後でちゃんと返すんだから。
それにまだまだ借りれる枠残ってるから、全然問題ないって!!

 

 

その日に行った居酒屋での話題は、貸金業の仕組みと金借先輩の借金哲学だった。
先輩は、以前消費者金融に勤めていたので、貸金業の裏側までよく知っていた。
そして今では客側になり、何社かのサラ金にキャッシングのための口座を持っていたのだ。

 

 

⇒7.先輩直伝の極上借金術

 

 

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